秘訣25
「会社はみんなのもの」という意識を持つ
秘訣25
「会社はみんなのもの」という意識を持つ
ワンマン経営にもよいワンマン経営と、そうでないワンマン経営があります。強いリーダーシップ、人を魅了するカリスマ性、素早い決断力、正しく世の中を見る目などを持つ経営者が陣頭指揮を執るのであれば、会社をよい方向に導くことができるでしょう。
しかし、自社を「自分のもの」だと思い込み、何でも自分勝手に決めてしまうワンマン経営は、往々にして会社の私物化から従業員・取引先との軋礫を生み、大きなトラブルを呼び込んでしまいます。
経営者にとって大事なのは、「自分が何をしたいか」よりも、「会社のために自分が何をすべきか」を考えることです。
経営者にとって、会社はたしかに自分のものではあるのですが、それと同時に、従業員や取引先、地域社会、ひいては日本の国も含めた「みんなのもの」でもあります。その視点を忘れると、よくない方向のワンマンになってしまうのです。