秘訣23
現場で働き、実態を把握する
秘訣23
現場で働き、実態を把握する
現場の人たちの気持ちや事情を無視して、いくらきれいごとを並べても、従業員たちはついてきません。現場のことを理解していない後継者による到底達成できない絵空事の目標や、口先だけの「みんなのため」は、従業員たちの気持ちを逆なでし、現場の士気を落としてしまいます。
昔から自分の子を取引先で働かせたり、自社の平社員から叩き上げたりする経営者が多いのは、「現場の実態を分からせる」「業界のことを学ばせる」ことの重要性を知っているからでしょう。このやり方には、私も賛成です。
取引先との関係づくりをしたり、業界のルールを学んだり、自社で現場の仕事を知ったりといったことは、口ではなかなか伝えることができません。やはり本人に身をもって体験してもらい、血肉にしてもらうのが一番です。